軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

ディスペンセーション主義Q&A:ルーツは異端?

今回はいただいた質問ではありませんが、重要なテーマだと思いましたので取り上げます。 ここでご紹介&応答しているような考え方は、もうアカデミックの世界では支持されることも少ないのですが、一般的にはまだまだ影響力の大きい見解なようです。先手を打…

聖書教理のおすすめテキスト

去年から所属教会で聖書教理の学びをさせていただいておりまして、準備のため空き時間を見つけては教理関係のテキストを読み直しています。組織神学を全体的に学び直すのは随分久しぶりだったので、各分野に取り組む度に新鮮な驚きと喜びがあって、すごく楽…

ディスペンセーション主義Q&A:これまでの経緯と心境

これまで「ディスペンセーション主義の3つの特徴」、「7つのディスペンセーション」、「8つの聖書的契約」と、最近の日本のディスペンセーション主義者にとって代表的といえる3つのテーマについて、私の考えを申し上げてきました。こうした最近の「Q&A」…

ディスペンセーション主義Q&A:祭司契約と土地の契約

前々回の記事では、ディスペンセーション主義でどのような契約が「聖書的契約」として認められているのか、見解の多様性が見られることを確認しました。 前回から引き続き、今回も特に見解が分かれている4つの契約について見ていくことで、私の現時点での考…

ディスペンセーション主義Q&A:エデン契約とアダム契約

前回の記事では、ディスペンセーション主義でどのような契約が「聖書的契約」として認められているのか、見解の多様性が見られることを確認しました。 今回と次回では、特に見解が分かれている4つの契約について見ていくことで、私の現時点での考え方をご説…

ディスペンセーション主義Q&Aまとめ〔随時更新〕

質問ごとにリンクをまとめてみました。〔随時更新予定〕

ディスペンセーション主義Q&A:8つの聖書的契約編

日本語圏では、チャールズ・ライリーやアーノルド・フルクテンバウムといった人々の神学が「ディスペンセーション主義神学」として紹介されている昨今の状況もあり、ディスペンセーション主義は以下の要素によって特徴づけられていると思われていることが多…

聖書を読む楽しさ─おすすめブログのご紹介

聖書を読むのは楽しい。私も楽しいからこそこの本を読んでおり、楽しいからこそ、そこに書かれている内容をもっとよく理解したい! と「リサーチ」し続けている。いつもブログで扱っているマニアックなテーマというのは、そういうリサーチから派生した、副次…

ディスペンセーション主義Q&A:7つのディスペンセーションについて

日本語圏では、チャールズ・ライリーやアーノルド・フルクテンバウムといった人々の神学が「ディスペンセーション主義神学」として強調されている昨今の状況もあり、ディスペンセーション主義は以下の要素によって特徴づけられていると思われていることが多…

ディスペンセーション主義Q&A:「3つの特徴」編

「ディスペンセーショナリズムQ&A」セミナーテキストに関する雑感 Q18:ディスペンセーション主義の「3つの特徴」について イスラエルと教会の一貫した区別 聖書の字義通りの解釈 聖書が書かれた目的は「神の栄光」であるという主張 結論

宇宙神殿説と霊的終末論(4/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.4) | DR. RELUCTANT 第3回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(3/4…

宇宙神殿説と霊的終末論(3/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt. 3) | DR. RELUCTANT 第2回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(2/…

宇宙神殿説と霊的終末論(2/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.2) | DR. RELUCTANT 第1回目はこちらから↓ 宇宙神殿説と霊的終末論…

宇宙神殿説と霊的終末論(1/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログ「DR. RELUCTANT」より以下の記事を、氏ご自身の許可のもと、拙訳にてご紹介したいと思います。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.1) | DR. RELUCTA…

最近読んだ「ヨハネの黙示録」関連本の感想とか

本ブログでは終末論についても度々取り上げているのでお察しいただけるかと思うが、聖書の中でも「ヨハネの黙示録」は前から関心を寄せている書のひとつである。持っている文献の中でも、黙示録に関係している文献の占める割合はかなり多い。 今回は最近読ん…

「恥の文化」からの聖書神学、ついでに遠藤周作と内村鑑三について。

去年から遠藤文学の流れで記事を書こうと思っていたのだけれど、中々まとめられなかったテーマがいくつかある。そういうテーマのひとつに関連して考えさせられたことがあって、まとまってはいないのだけれど今思っていることを忘れたくないのもあって、思い…

帰ってきたディスペンセーション主義Q&A

Q14:どの教派がディスペンセーション主義なのか Q15:メシアニック・ジューとディスペンセーション主義 Q16:ディスペンセーション主義かそうでないかの区別について Q17:ディスペンセーション主義に関する日本語文献 ディスペンセーション主義そのも…

再び「聖書信仰」論争について

トピック 2年前を振り返って 藤本氏の「応答」記事を読んで 金井氏によるさらなる応答 「応答」を読んだ上での不安

非置換神学者による注解書リスト〔随時更新予定〕

突然ですが、聖書研究の上で注解書は役に立ちますよね。私の場合は原語知識が乏しいので、New American CommentaryとExpositor's Bible Commentary(Longman and Garlandの改訂版)を中心にして、他のもっと詳しい注解書ともっと読みやすい(適用中心の)注…

私の読書(11)遠藤周作『走馬燈』─沼地に流れた血を追って

遠藤周作に『走馬燈─その人たちの人生─』というエッセイ集がある。裏表紙には次のような紹介文が添えられている。 日本人として初めてエルサレムを訪れたペドロ岐部、贋の大使として渡欧し、ローマ法王に謁見した支倉常長、そして多くの名もない殉教者たち──…

『沈黙』再考──遠藤文学の「頂点」かつ「再出発点」

スコセッシ版『沈黙─サイレンス─』を受けて 『沈黙』執筆時の遠藤周作 「頂点」としての『沈黙』─「再出発点」としての『沈黙』 日本宣教から見た『沈黙』の問題に関する遠藤の思想 1.遠藤本人と「日本沼地論」 2.ロドリゴの棄教について 3.遠藤の「弱…

まだまだ ディスペンセーション主義Q&A

Q11:ディスペンセーション主義と契約神学 Q12:ディスペンセーション主義とシオニズム Q13:ディスペンセーション主義と聖霊の賜物 おわりに

続々・ディスペンセーション主義Q&A

Q7:ディスペンセーション主義は異端? Q8:ディスペンセーション主義と「行いによる救い」 Q9:ディスペンセーション主義と千年王国 補足:ディスペンセーション主義と千年期前再臨説 Q10:ディスペンセーション主義と携挙

カトリック者・遠藤周作─書評 兼子盾夫『遠藤周作による象徴と隠喩と否定の道』

はじめに 兼子氏の『深い河』論 兼子氏の『死海のほとり』論 無力なイエスとその復活 遠藤的〈母なるイエス〉像を巡る問題 荒野の宗教から愛の宗教へのシフト 理解されなかった遠藤文学 おわりに この2018年10月に出版された兼子盾夫『遠藤周作による象徴と…

続・ディスペンセーション主義Q&A

Q4:ディスペンセーション主義の種類について (1)古典的ディスペンセーション主義 (2)修正(改訂)ディスペンセーション主義 (3)漸進的ディスペンセーション主義 Q5:ディスペンセーション主義者同士の論争について Q6:私の立場について 前…

簡略版「ディスペンセーション主義とは何か?」

Q1:ディスペンセーションって何? Q2:ディスペンセーション主義って何? 補足 Q3:ディスペンセーション主義って名前の意味は? 先日、3年前の「ディスペンセーション主義とは何か?」シリーズを振り返り、あのシリーズを改訂する必要性を感じたとい…

私が遠藤周作を読む理由……

先日、ある方とお話しているなかで「どうして今も遠藤周作が好きなんですか」という質問をいただいた。代表作「沈黙」の映画化に伴って、クリスチャン界隈でその内容が再び問題視されたことは記憶に新しい。遠藤周作のキリスト教は聖書的キリスト教ではない…

「ディスペンセーション主義とは何か?」シリーズを振り返って

「ディスペンセーション主義とは何か」を振り返って あれから3年 シリーズの内容を振り返って 視野の狭さ ディスペンセーション主義の定義 ディスペンセーション主義の歴史 漸進的ディスペンセーション主義について ああ書き直したい… あれから3年 このブロ…

日本聖書学院特別神学セミナー「教会と神学」に参加して

はじめに ブルース・ウェア博士について セミナーのテーマについて 三位一体の神と私たち 新しい契約と私たち 最後に はじめに 9月23日(日)・24日(月)の連休中、日本聖書学院主催の特別神学セミナー「教会と神学」に参加するため宮城県は利府町まで足を…

ああ神の智慧と知識との富は……

今朝、感動したことがあったのでそのご紹介です。 約1年前のこと、クリスチャン界隈であるブログ記事がとても注目されました。 www.radflumpool.com