2018年に読みたい本リスト
前回、前々回の記事で2017年分は締め括りにしようと思っていたのですが、今夜が思っていた以上に暇で、かつ大掃除をする気力も起こらず(夜中だしね、掃除機とかうるさくて迷惑だから!)。
で、前回の記事で問題にしたことに取り組み始めようかと本棚を物色してたら積ん読になってる本が結構あって、「来年こそは読もう!」と堅い堅い決意をしながら、気づいたらこんな記事を書き始めていたのであります。
普段あんま遊びに出るような人間じゃないんで、給料から遊び用に割り当ててる分の半分以上は本に消えてるんですけど、Amazonのほしいものリストを改めて見てみると後回しになってるものを結構発見。そういうのも含めて、2018年に(こそ)絶対読むぞ!という堅い堅い決意をここに宣言いたします。
聖書 新改訳2017
- やっぱ2018年必読なのはこれでしょう!!
- せっかく出たんだから、2018年はこれで聖書通読・デボーションをしたい。
- そういえば、感想記事が書きかけのまま放置してあるのを思い出した。
- 翻訳者のお一人から話を聞いたことがあるけど、旧約は可能な限りマソラ本文の読み方に沿うよう努力されたらしい。
- マソラ本文の読み方に拠り切ることの是非については色々議論があるだろうけど、私は今のところ好きな訳です。
Paul L. Redditt and Aaron Schart, eds. Thematic Threads in the Book of Twelve. Berlin: de Gruyter, 2003.
- 旧約の小預言書に関する学術書。高くてまだ手が出ない。
R. Kendall Soulen. The Divine Name(s) and the Holy Trinity: Distinguishing the Voices. Louisville: Westminster John Knox, 2011.
- 置換神学への反論書The God of Israel and Christian Theologyで有名なSoulen博士が書いた三位一体論。
- 色んな論文誌の書評とか見るとすごく面白そうだから、是非読んでみたい。
Gerald W. Peterman and Andrew J. Schmutzer. Between Pain and Grace: A Biblical Theology of Suffering. Chicago: Moody Publishers, 2016.
- タイトルにあるように、「苦難に関する聖書神学」の本。
- 苦難に関する聖句の研究、そこで教えられていることの心理学的適用とか面白そうで、かつ分かりやすく、励まされる本らしい。
- 夏の終わりに買ったまま忘れ去られてたのがさっき出てきた。
William C. Watson. Dispensationalism before Darby: Seventeenth-Century and Eighteenth-Century English Apocalypticism. Siverton, OR: Lampion, 2015.
- Mike Vlach博士おすすめ本。
- The Master's Seminary Journal 2017年秋号の書評欄で取り上げられてて、「あ、おすすめなんだ。俺はずっと前から持ってるぜ^^」とか思ってたけど、よく考えたらまだ読んでなかった。
Thomas R. Schreiner. The King in His Beauty: A Biblical Theology of the Old and New Testament. Grand Rapids, MI: Baker Academic, 2013.
- Southern Baptist Theological SeminaryのSchreiner博士の聖書神学書。
- 度々参考文献で見かけて気になってるんだけど、未購入……
Robert L. Saucy. The Church in God's Program. Chicago: Moody Publishers, 1972.
- Progressive Dispensationalismで有名な故Saucy博士による教会論の本。
- Kindleに入ったまま積読状態……。
トマス・F・トランス『空間・時間・復活』小坂宣雄訳(ヨルダン社、1985年)
- 大学院修了直後に行った神保町の古本屋街で見つけた本。当時中々Amazonのマーケットプレイスにも出てなくて、しかもあまりに格安だったので、出会った時には思わず下品な笑いが浮かんでしまった。
- それほど喜んでレジに持って行ったのに、斜め読みしかしてねぇ……。
R・リシャー『説教の神学』平野克己・宇野元共訳(教文館、2004年)
- 確か何かで必要になって買ってざっと読んだのは覚えてるんだけど、何で必要としてたのか全然覚えてない。読書日記にも出て来なくて謎。
- せっかくなんで精読したい。
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』藤本隆志・坂井秀寿共訳(法政大学出版局、1968年)
- いつだったかの神田古本まつりのワゴンで、500円で発見して以来、大事に大事に持っている。
- ちょくちょく拾い読みはしてるんだけど。
- 来年こそは。来年こそは……!
佐古純一郎『漱石論究』(朝文社、1990年)
- 確かウィトゲンシュタインと一緒に買って、こっちはすぐ読んだんだけど、全然内容覚えてない。
- 佐古さんの遠藤文学論とか三浦文学論にちょっとハマってるので、この波に乗って読み返すしかない。
トルストイ『アンナ・カレーニナ』上下巻、北御門二郎訳(東洋大学出版会、2000年)
『戦争と平和』上中下巻、北御門二郎訳(東洋大学出版会、2001年)
『復活』北御門二郎訳(東洋大学出版会、2000年)
『文読む月日』北御門二郎訳(ちくま文庫、2003–2004年)
ジイド『贋金つくり』上下巻、川口篤訳(岩波文庫、1962–1963年)
『狭き門』川口篤訳(岩波文庫、1937年)
ルナン『イエス伝』津田穣訳(岩波文庫、1931年)
シュヴァイツェル『イエスの生涯──メシアの受難の秘密──』波木居斉二訳(岩波文庫、1957年)
- トルストイを買いに行った時(以下略)
- 最後に読んだのが高校生の時だったかしら。古典だし今更って思われるかもしれないけど、もう一度読み返したい。
Kazuo Ishiguro. The Remains of the Day. London: Faber and Faber, 2005.
- 邦訳版は読んだんだけど、やっぱ原語で読まないとね〜!と思ったらAmazonで安かったのでポチって、それで満足しちゃって放置中。
Graham Greene. The Power and the Glory. Reading Guide Edition. London: Vintage, 2010.
- 『権力と栄光』として早川から邦訳も出ている、グレアム・グリーンの名著。
- 遠藤周作はグリーンを仏訳で読んだんだろうけど、こっちは原語(英語)で読めるもんね!
- そう思ってThe Remains of the Dayと一緒に買ったまま絶賛放置中。
こう見ると重い、読むのに難儀しそうな本が結構あるな〜。大体何かの予定を立てたらそれで満足して実行しない人間なんで、1年後にもこれらの本がそっくりそのまま残っていそうで怖い。
でもほら、のび太も「強すぎるイシは身を滅ぼす」とか言ってますし……
ともあれ、今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。こんなスローペースでロクに宣伝努力もしていないようなブログですが、来年も変わらずよろしくお願い致します。
それでは、良いお年を。