軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

2018-09-07から1日間の記事一覧

私の読書(10)遠藤周作「札の辻」

遠藤周作に「札の辻」という短編があります。初出は『新潮』1963年11月号で、1965年の短編集『哀歌』にも収録されています。『哀歌』というと、著者の入院生活の影響を受けた作品やキリシタン物が中心的に収録されており、それぞれが代表作『沈黙』への道備…