シリーズ記事一覧 前回:王国の滅亡と契約に基づく希望 前回、ダビデ契約の成就──メシアの到来と彼の王国の確立──において、それまでの諸契約の成就、そして被造世界の回復がもたらされることを見た。この契約の成就と被造世界の回復と密接に関係しているの…
シリーズ記事一覧 前回:ダビデの王国とダビデ契約 旧約聖書、特に預言書を読めば読むほど呑み込めてきたのが、前回紹介したダビデ契約の大切さである。この契約が保証している希望の大きさというのは、圧倒的だ。その希望は、明確に「メシア待望」に繋がっ…
シリーズ記事一覧 前回:アブラハム契約とモーセ契約 聖書に出て来る有名な「契約」について、その契約が書かれている箇所を前後の文脈をふまえて学ぶということには、恥ずかしながらそれほど力を入れてこなかった。サムエル記第二7章および歴代誌第一17章に…
シリーズ記事一覧 前回:創造から洪水まで 私がこれまで聖書を教わってきた中では、神の計画におけるアブラハム契約の重要性がかなり強調されてきた。その重要性は、創世記3:15における「女の子孫」の約束との関わりも考えるうちに、心の中でますます大きく…
シリーズ記事一覧 はじめに 創造 堕落 洪水による裁きとノア契約
これまでの記事で取り上げてきたとおり、ディスペンセーショナリズムでも、契約神学やその派生形でも、聖書神学において「契約」は大変重要な概念だ。 しかし、(個人的な感覚だと)特にディスペンセーショナリズムでは、そもそも「契約とは何か」という話が…
↓前回 新しい契約神学(NCT)と聖書的契約 - 軌跡と覚書 ↓今回のトピック 漸進的契約主義(PC)の特徴と契約論 PCと贖いの契約 PCとわざの契約 PCと恵みの契約 PCと聖書的契約
↓前回 契約神学と聖書的契約 - 軌跡と覚書 今回のトピック 新しい契約神学(New Covenant Theology)の特徴と契約論 NCTと贖いの契約 NCTとわざの契約 NCTと恵みの契約 NCTと聖書的契約
契約神学の特徴と契約論 贖いの契約 わざの契約 恵みの契約 歴史的契約の分類について
今回はいただいた質問ではありませんが、重要なテーマだと思いましたので取り上げます。 ここでご紹介&応答しているような考え方は、もうアカデミックの世界では支持されることも少ないのですが、一般的にはまだまだ影響力の大きい見解なようです。先手を打…
去年から所属教会で聖書教理の学びをさせていただいておりまして、準備のため空き時間を見つけては教理関係のテキストを読み直しています。組織神学を全体的に学び直すのは随分久しぶりだったので、各分野に取り組む度に新鮮な驚きと喜びがあって、すごく楽…
これまで「ディスペンセーション主義の3つの特徴」、「7つのディスペンセーション」、「8つの聖書的契約」と、最近の日本のディスペンセーション主義者にとって代表的といえる3つのテーマについて、私の考えを申し上げてきました。こうした最近の「Q&A」…
前々回の記事では、ディスペンセーション主義でどのような契約が「聖書的契約」として認められているのか、見解の多様性が見られることを確認しました。 前回から引き続き、今回も特に見解が分かれている4つの契約について見ていくことで、私の現時点での考…
前回の記事では、ディスペンセーション主義でどのような契約が「聖書的契約」として認められているのか、見解の多様性が見られることを確認しました。 今回と次回では、特に見解が分かれている4つの契約について見ていくことで、私の現時点での考え方をご説…
質問ごとにリンクをまとめてみました。〔随時更新予定〕
日本語圏では、チャールズ・ライリーやアーノルド・フルクテンバウムといった人々の神学が「ディスペンセーション主義神学」として紹介されている昨今の状況もあり、ディスペンセーション主義は以下の要素によって特徴づけられていると思われていることが多…
聖書を読むのは楽しい。私も楽しいからこそこの本を読んでおり、楽しいからこそ、そこに書かれている内容をもっとよく理解したい! と「リサーチ」し続けている。いつもブログで扱っているマニアックなテーマというのは、そういうリサーチから派生した、副次…
日本語圏では、チャールズ・ライリーやアーノルド・フルクテンバウムといった人々の神学が「ディスペンセーション主義神学」として強調されている昨今の状況もあり、ディスペンセーション主義は以下の要素によって特徴づけられていると思われていることが多…
「ディスペンセーショナリズムQ&A」セミナーテキストに関する雑感 Q18:ディスペンセーション主義の「3つの特徴」について イスラエルと教会の一貫した区別 聖書の字義通りの解釈 聖書が書かれた目的は「神の栄光」であるという主張 結論
(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.4) | DR. RELUCTANT 第3回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(3/4…
(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt. 3) | DR. RELUCTANT 第2回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(2/…
(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.2) | DR. RELUCTANT 第1回目はこちらから↓ 宇宙神殿説と霊的終末論…
(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログ「DR. RELUCTANT」より以下の記事を、氏ご自身の許可のもと、拙訳にてご紹介したいと思います。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.1) | DR. RELUCTA…
本ブログでは終末論についても度々取り上げているのでお察しいただけるかと思うが、聖書の中でも「ヨハネの黙示録」は前から関心を寄せている書のひとつである。持っている文献の中でも、黙示録に関係している文献の占める割合はかなり多い。 今回は最近読ん…
去年から遠藤文学の流れで記事を書こうと思っていたのだけれど、中々まとめられなかったテーマがいくつかある。そういうテーマのひとつに関連して考えさせられたことがあって、まとまってはいないのだけれど今思っていることを忘れたくないのもあって、思い…
Q14:どの教派がディスペンセーション主義なのか Q15:メシアニック・ジューとディスペンセーション主義 Q16:ディスペンセーション主義かそうでないかの区別について Q17:ディスペンセーション主義に関する日本語文献 ディスペンセーション主義そのも…
トピック 2年前を振り返って 藤本氏の「応答」記事を読んで 金井氏によるさらなる応答 「応答」を読んだ上での不安
突然ですが、聖書研究の上で注解書は役に立ちますよね。私の場合は原語知識が乏しいので、New American CommentaryとExpositor's Bible Commentary(Longman and Garlandの改訂版)を中心にして、他のもっと詳しい注解書ともっと読みやすい(適用中心の)注…
遠藤周作に『走馬燈─その人たちの人生─』というエッセイ集がある。裏表紙には次のような紹介文が添えられている。 日本人として初めてエルサレムを訪れたペドロ岐部、贋の大使として渡欧し、ローマ法王に謁見した支倉常長、そして多くの名もない殉教者たち──…
スコセッシ版『沈黙─サイレンス─』を受けて 『沈黙』執筆時の遠藤周作 「頂点」としての『沈黙』─「再出発点」としての『沈黙』 日本宣教から見た『沈黙』の問題に関する遠藤の思想 1.遠藤本人と「日本沼地論」 2.ロドリゴの棄教について 3.遠藤の「弱…