軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

ヘブル的視点

「字義通りの解釈」についてのあれこれ(後編)

前回の記事↓の続きになります。 balien.hatenablog.com 前回は、「字義通りの解釈」は何を意味するコンセプトなのか?ということと、「字義通りの解釈」vs「比ゆ的/霊的解釈」という対立構造の問題について申し上げました。今回の「後編」では、この問題に…

「字義通りの解釈」についてのあれこれ(前編)

これまで本ブログでは、何度か「字義的解釈」あるいは「字義通りの解釈」という言葉を使ってきました。基本的には、英語圏での聖書解釈論に関する議論で使われるliteral interpretationといった言葉の訳語として使いました。いわば、ある解釈法則に貼られた…

「ヘブル的視点」についてのあれこれ(後編)

以下の記事の続きとなります。 balien.hatenablog.com balien.hatenablog.com 前回、前々回では、以下のことを申し上げました。 「ヘブル的視点」とは、聖書のテキストを、書かれた当時の時代背景を考慮し、著者の意図通りに読んでいこうとする視点である。 …

「ヘブル的視点」についてのあれこれ(中編)

以下の記事の続きになります。 balien.hatenablog.com 前編では、主に「ヘブル的視点」の定義と「ヘブル的視点」と聖書解釈の伝統について、以下のことを簡単に申し上げました。 「ヘブル的視点」とは、聖書のテキストを、書かれた当時の時代背景を考慮し、…

「ヘブル的視点」についてのあれこれ(前編)

はじめに このブログをお読みいただいている皆様は、「ヘブル的視点」、あるいは「ユダヤ的視点」という言葉を使って聖書を読もう、というような言葉を聞いたことがございますでしょうか。私はここ最近、交わりの中で、立て続けに「『ヘブル的視点』ってよく…