軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

私が遠藤周作を読む理由……

先日、ある方とお話しているなかで「どうして今も遠藤周作が好きなんですか」という質問をいただいた。代表作「沈黙」の映画化に伴って、クリスチャン界隈でその内容が再び問題視されたことは記憶に新しい。遠藤周作のキリスト教は聖書的キリスト教ではない…

「ディスペンセーション主義とは何か?」シリーズを振り返って

「ディスペンセーション主義とは何か」を振り返って あれから3年 シリーズの内容を振り返って 視野の狭さ ディスペンセーション主義の定義 ディスペンセーション主義の歴史 漸進的ディスペンセーション主義について ああ書き直したい… あれから3年 このブロ…

日本聖書学院特別神学セミナー「教会と神学」に参加して

はじめに ブルース・ウェア博士について セミナーのテーマについて 三位一体の神と私たち 新しい契約と私たち 最後に はじめに 9月23日(日)・24日(月)の連休中、日本聖書学院主催の特別神学セミナー「教会と神学」に参加するため宮城県は利府町まで足を…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:おわりに)

これまでのまとめ これまで、4つの記事に分けて「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態なのか?」ということを再考してきました。今回は「おわりに」として、少しばかり感想を書かせていただきました。

私の読書(10)遠藤周作「札の辻」

遠藤周作に「札の辻」という短編があります。初出は『新潮』1963年11月号で、1965年の短編集『哀歌』にも収録されています。『哀歌』というと、著者の入院生活の影響を受けた作品やキリシタン物が中心的に収録されており、それぞれが代表作『沈黙』への道備…

ジャンル別記事一覧(随時更新)

☆投稿記事をジャンル別に整理した目次です。お好きなジャンルから、お好きな記事へどうぞ!(本ブログの紹介も兼ねています)

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その4)

今回のトピック はじめに 5.メシアニック・ジューという存在について 6.教会の反ユダヤ主義とユダヤ人伝道の関係性 はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その3)

今回のトピック はじめに 4.「神の民」について はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性について再考し始めました。その理由は、第一に、私自身がいつか「ユダ…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その2)

今回のトピック はじめに 2.全ての人に対する信仰の必要性 3.ユダヤ人と信仰の関係 はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性について再考し始めました。その…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その1)

トピック はじめに ユダヤ人伝道は反ユダヤ主義の一形態? 議論を始める前に 1.用語の定義 (1)ユダヤ人 (2)教会 (3)クリスチャン (4)用語の定義に基づく考察 はじめに ユダヤ人伝道は反ユダヤ主義の一形態? 最近、SNSで「クリスチャンがユダ…