軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

伝道

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:おわりに)

これまでのまとめ これまで、4つの記事に分けて「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態なのか?」ということを再考してきました。今回は「おわりに」として、少しばかり感想を書かせていただきました。

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その4)

今回のトピック はじめに 5.メシアニック・ジューという存在について 6.教会の反ユダヤ主義とユダヤ人伝道の関係性 はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その3)

今回のトピック はじめに 4.「神の民」について はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性について再考し始めました。その理由は、第一に、私自身がいつか「ユダ…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その2)

今回のトピック はじめに 2.全ての人に対する信仰の必要性 3.ユダヤ人と信仰の関係 はじめに あるSNS上での「クリスチャンによるユダヤ人伝道は、反ユダヤ主義の一形態である」という発言を受けて、ユダヤ人伝道の必要性について再考し始めました。その…

「ユダヤ人伝道は必要ない」?(再考:その1)

トピック はじめに ユダヤ人伝道は反ユダヤ主義の一形態? 議論を始める前に 1.用語の定義 (1)ユダヤ人 (2)教会 (3)クリスチャン (4)用語の定義に基づく考察 はじめに ユダヤ人伝道は反ユダヤ主義の一形態? 最近、SNSで「クリスチャンがユダ…

私の読書(7)山本健吉『正宗白鳥─その底にあるもの─』

こんなブログでも、閲覧してくださる方々がいらっしゃるのは、本当に有り難いことだ。当ブログのアクセス解析を覗いてみると、最もアクセス数が多いのは「遠藤周作の『沈黙』について」で、その後にはイスラエル、聖書信仰、ディスペンセーション主義に関す…

私の読書(6)正宗白鳥『内村鑑三─如何に生くべきか─』

正宗白鳥『内村鑑三・我が生涯と文学』(講談社、1994年) この前は若きキリスト者学生会主事らによる『生き方の問題なんだ。』を取り上げたが、訳あって正宗白鳥という作家の紹介から記事を始めた。最後の方でも白鳥に言及した。そうした訳のひとつは、白鳥…

イスラエルにとって本当に必要なもの

知人のFacebookの投稿で、ユダヤ人伝道団体であるONE FOR ISRAELのブログから、以下の記事がシェアされていました。 www.oneforisrael.org 福音派のクリスチャンの中には、イスラエルへの支援やユダヤ人伝道に関心を寄せている者が少なくありません(そして…