軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

終末論

宇宙神殿説と霊的終末論(4/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.4) | DR. RELUCTANT 第3回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(3/4…

宇宙神殿説と霊的終末論(3/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt. 3) | DR. RELUCTANT 第2回目はこちら↓ 宇宙神殿説と霊的終末論(2/…

宇宙神殿説と霊的終末論(2/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログから、以下の記事を拙訳によりご紹介します。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.2) | DR. RELUCTANT 第1回目はこちらから↓ 宇宙神殿説と霊的終末論…

宇宙神殿説と霊的終末論(1/4)

(画像出典:Hubble Space Telescope Images | NASA) Paul Martin Henebury氏のブログ「DR. RELUCTANT」より以下の記事を、氏ご自身の許可のもと、拙訳にてご紹介したいと思います。 The Cosmic Temple and Spiritualized Eschatology (Pt.1) | DR. RELUCTA…

最近読んだ「ヨハネの黙示録」関連本の感想とか

本ブログでは終末論についても度々取り上げているのでお察しいただけるかと思うが、聖書の中でも「ヨハネの黙示録」は前から関心を寄せている書のひとつである。持っている文献の中でも、黙示録に関係している文献の占める割合はかなり多い。 今回は最近読ん…

黙示録19:15とイエスによる諸国民の統治(Michael Vlach)

引き続き、マイケル・ヴラック(Michael Vlach)氏のブログ記事を拙訳でお送りしております。元記事はこちら↓ mikevlach.blogspot.jp Michael J. Vlach, "Revelation 19:15 and the Coming Reign of Jesus over the Nations," Apr. 17, 2017; accessed May 2…

黙示録20:4は「中間状態」について教えているのか?(Michael Vlach)

引き続き、マイケル・ヴラック(Michael Vlach)氏のブログ記事を拙訳でお送りしています。元記事はこちら↓ mikevlach.blogspot.jp Michael J. Vlach, "Does Revelation 20:4 Teach an Intermediate State Reign of the Saints in Heaven?," Apr. 4, 2017; a…

患難期前携挙主義者が取り組む必要のある諸問題

今年考えたことは今年のうちに言葉に残して、来年考えるテーマとしたい。 昨夜アップした記事は文学に焦点を絞ったものでしたが、今回は神学、それも、このブログで幾度も取り上げてきた終末論に関するテーマです。 一昨年投稿した「終末論についての覚書」…

終末論と聖書預言に関する参考文献:目次

クリスマスおめでとうございます! と言いながら、クリスマスと全く関係ない記事であれですけど。 今回は、今のところ千年期前再臨説(premillennialism)と患難期前携挙説(pretribulationism)に立っている筆者から見た、終末論と聖書預言に関するおすすめ…

終末論と聖書預言に関する参考文献(5)終末預言

トピック エゼキエル書38–39章 七十週の預言(ダニエル書9章24–27節) その他終末預言関係

終末論と聖書預言に関する参考文献(4)イスラエル論

Arnold G. Fruchtenbaum. Israelology: The Missing Link in Systematic Theology. Revised edition. Tustin, CA: Ariel Ministries, 1992. Michael Vlach曰く、「イスラエルの過去、現在、将来を扱った出版物の中では最高の本」。 John H. Sailhamer. The P…

終末論と聖書預言に関する参考文献(3)携挙論

Gleason L. Archer, Jr., ed. Three Views on the Rapture: Pre-, Mid-, or Post-Tribulation. Grand Rapids, MI: Zondervan, 1996[1984]. 安心と信頼の実績、ZondervanのCounterpointsシリーズ! Alan Hultberg, ed. Three Views on the Rapture: Pretribul…

終末論と聖書預言に関する参考文献(2)千年王国論

John MacArthur and Richard Mayhue, eds. Christ’s Prophetic Plans: A Futuristic Premillennial Primer. Chicago: Moody Publishers, 2012. 千年期前再臨説といっても、この立場の間では歴史的千年期前再臨説(Historic Pre-millennialism)とディスペン…

私の読書(5)大嶋重徳ほか『生き方の問題なんだ。』

大嶋重徳・桑島みくに・佐藤勇・吉村直人『生き方の問題なんだ。』(いのちのことば社、2017年) 今はもうあまり読まれなくなっているのかもしれないが、正宗白鳥という作家がいる。小説家でもあったが、むしろ批評家・評論家としての評価が高い作家である。…

私の読書(4)内村鑑三の著作色々

私の地元である群馬県には「上毛かるた」という郷土かるたがある。このかるたの読み句を見ていくと、内村鑑三と新島襄という、明治期の有名なクリスチャンが2人登場している。試しに、群馬出身のクリスチャンに「上毛かるたの『こ』って何?」「『へ』って何…

教会と“神の御国”の関係

前回の記事に引き続き、米国The Master's Seminaryの神学教授、Michael J. Vlach博士のブログから、近年流行の神学的議論において有益であると思われる&彼の新著He Will Reign Foreverの紹介にも繋げられるような記事を翻訳してご紹介したいと思います。 元…

2つの解釈学、2つのストーリーライン

前回の記事で、米国Master's Seminaryの神学教授であるMichael J. Vlach博士の新著He Will Reign Forever: A Biblical Theology of the Kingdom of God (Silverton, OR: Lampion Press, 2017)を紹介しました。 balien.hatenablog.com Vlach博士が本書で主張…

「携挙」を考えるときの方法論

先日注文したArnold G. Fruchtenbaumの"Yeshua"が届きました。 前記事で「今回は参照文献が充実しているようだから買い」なんて言いましたが、ページをパラパラめくってみると、脚注の怒濤の情報量に笑ってしまいましたf^_^; これから読むのが楽しみです。 …

終末論についての覚書(4)千年期に対する諸見解 – 3(無千年期説)

※本記事は以下のnote記事からの転載です。 終末論についての覚書(4) 千年期に対する諸見解 – 3(無千年期説)|balien|note トピック 無千年期説 無千年期説の歴史的展開 無千年期説の聖書的根拠 無千年期説に対する評価 引用・参考文献 無千年期説 無千…

終末論についての覚書(3)千年期に関する諸見解 – 2(千年期後再臨説)

※本記事は以下のnote記事からの転載です。 終末論についての覚書(3) 千年期に関する諸見解 – 2(千年期後再臨説)|balien|note トピック 千年期後再臨説 千年期後再臨説の歴史的展開 千年期後再臨説の聖書的根拠 千年期後再臨説への応答 引用・参考文献…

終末論についての覚書(2)千年期に関する諸見解 – 1(千年期前再臨説)

※本記事は以下のnote記事からの転載です。 終末論についての覚書(2) 千年期に関する諸見解 – 1(千年期前再臨説)|balien|note トピック 千年期に関する諸見解 千年期前再臨説 千年期前再臨説とディスペンセーション主義 千年期前再臨説の聖書的根拠 千…

終末論についての覚書(1)終末論の定義

※本記事は以下のnote記事からの転載です。 終末論についての覚書(1) 終末論の定義|balien|note はじめに 最初に個人的な話をさせていただきますと,私が「聖書は神のことばである」という福音主義に向かったひとつのきっかけは,イエス・キリストの終末…