ヨハネの手紙第一 覚書き(7)補足:「いのちのことば」の意味について(その2)
ヨハネの手紙第一を学んでおりまして、私個人のノートをそのまんま公開しております。(↓前回)
前回から引き続き、「補足」として1:1の「いのちのことば」という表現の意味について取り上げています。前回は「いのちのことば=イエス・キリストご自身である」という第一の立場を紹介しました。その立場では、ヨハネの福音書1章における「ことば」とヨハネの手紙における「いのちのことば」とは同じ意味であると考えられています。したがって、「いのちのことば」の意味を考えていく上では、ヨハネの福音書の「ことば」の意味をも考えていく必要があります。そこで前回では、ヨハネの福音書の「ことば」は旧約聖書の背景やユダヤ教的背景と照らし合わせて理解されるべきだ、ということを指摘しました。
今回はその続きとして、旧約聖書、旧約聖書外典、そして古代ユダヤ教文献であるタルグムにおける「ことば」の意味を確認していきます。
トピック
- 補足 1:1「いのちのことば」の意味について(続き)