軌跡と覚書

神学と文学を追いかけて

ヨハネの手紙第一 覚書き(4)1章1–2節

 ヨハネの手紙第一を学んでおりまして、私個人のノートをそのまんま公開しております。(↓前回)

balien.hatenablog.com

 今回から、ようやっと手紙の本論であります。(なお、本文の引用は新改訳第三版からのものです。)

トピック

  • 序論(1:1–4)
    • 1章1節
    • 1章2節
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ヨハネの手紙第一 覚書き(2)手紙の背景について

 前回少しお話した通り、奉仕の準備としてヨハネの手紙第一を学んでおりまして、私個人のノートをそのまんま公開しております。(↓前回)

balien.hatenablog.com

 今回は、この手紙の背景についてです。本論に入るまでは先が長いですね(笑)。

トピック

  • はじめに(続き)
    • B.手紙の背景
      • 1.執筆年代と執筆場所
      • 2.執筆背景に関する内的証拠
      • 3.執筆背景に関する外的証拠
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ヨハネの手紙第一 覚書き(1)手紙の著者について

 ヨハネの手紙第一の聖書研究の奉仕をさせていただけることになり、ここのところずっとその準備に取り組んでいます。仕事の合間を縫ってちょっとずつ進めているのですが、聖書のひとつの書にこれだけの時間を費やしてじっくり読み、学んでいくのはとても久しぶりです。
 中々「聖書における『イスラエル』の意味」の研究を進めることができていませんが、じっくり聖書のテキストと向き合っていく時間は中々貴重で、楽しく、とても恵まれています。
 奉仕の中ではとても自分で準備した情報を全て分かち合うことはできませんが、せっかくですので準備の際につくっているノートをブログの場を用いてシェアできたらと思います。
 まずは手紙本論に入る前に、何回かに分けて著者、執筆背景、手紙の構成などの事前情報をまとめていきます。

トピック

  • はじめに
    • A.著者
      • 1.内的証拠
      • 2.第四福音書との関係
      • 3.外的証拠
      • 4.手紙の著者に関する結論
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